伝わる文章:日本語はたった1文字で変わる!
こんにちは。
コムラボの青池ゆかりです。
日本語の文章を研究していると、
実に興味深い!日々、発見があります。
今日はひとつ、
「が」、「は」、「を」
について考えてみましょう。
「が」という助詞には、パワーがあると思うんです。
たとえば……
1. わたしは部長の山田です。
2. わたしが部長の山田です。
1.の「は」は、さらりとしています。
普通に自己紹介するときの感じですね。
が、2.の「が」を使うと、
他の誰でもない、わたしが部長の山田だぁー!
といった強調のニュアンスとなります。
今度は
「が」と「を」を比べてみましょう。
3. あなたが好きです。
4. あなたを愛しています。
さて、
3.と4.で、言われて嬉しい、または
インパクトの大きい表現はどちらでしょうか?
4. は、「愛」という言葉を使っていますが、
3. に比べると、チョットよそよそしいような……。
わたしなら、言われて嬉しいのは3.ですね。
ストレートにあなたが好き、って言われたら、
胸キュンでしょう?(笑)
「が」は、感情的、直接的な表現に使う語。
だからパワーがあるように感じるのですね。
5. お寿司を食べたい、テレビを見たい。
6. お寿司が食べたい、テレビが見たい。
さて、5.と6.のどちらが正しいと思いますか?
はい、そうです。 正解は6.の「が」です。
感情的・直接的というキーワードからわかるように、
願望を表すときも「が」です。
1文字でパワーのある「が」、
直球勝負をかけたいときに効果アリです。
ではまた。
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