伝わる文章:話す・語る・述べるの違いは?
こんにちは。
伝わる文章の専門家、コムラボの青池ゆかりです。
ブログやセールスレターなどで、
誰かの発言を引用することがよくあります。
例えば、
○○さんは「……」 と言いました。
上の表現はごく一般的で、
そう「言った」ことに間違いはないのですが、
「……」の話の内容を
より的確に説明している言葉で表現した方が、
もっと伝わると思いませんか?
今日はその使い分けを考えてみましょう。
1. 広く一般に使える表現: 話す
例。
○○さんは「みんなが会いに来てくれることが楽しいのよ」
と話しました。
「話す」は、声に出してものを言う、という意味合いの
最も一般的な表現となります。
2. 話に筋道がある場合: 語る
例。
○○さんは「5年前までは普通の会社員でした。
でも、ある出会いがきっかけとなり、
全く違うビジネスを始めようと思い立ったのです」と語りました。
「語る」は、あることを論理・順序立てて話すこと。
ストーリーがあるときにぴったりの表現ですね。
3. 公的な場で話をする場合: 述べる
例。
○○大臣は
「自然エネルギーの開発を加速化させる
方向で予算編成をしていくよう前向きに検討したい」
と述べました。
「述べる」は、国会の答弁や、スピーチなど、
公式の場で話をするといったニュアンスのある言葉です。
意見を述べる、という意味合いもありますね。
4. もっと詳細に説明したいとき
話をする、という領域を超えて
「……」の中身を説明したいときは、
内容を的確に判断した上で適切な言葉を選びましょう。
例えば、
と言及しました。
と断言しました。
と称賛しました。
と批判しました。
などなどです。
○○さんは「……」と■■しました。
■■の部分に
「……」の内容にぴったりな表現を入れることで、
読む人に、その内容を
よりよくイメージしてもらうことができます。
アタリマエにできていることかもしれませんが、
意識して書いてみたいですね。
ではまた。
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