「伝わる英語」 日本語と英語、構造の違い
こんにちは。コムラボの青池ゆかりです。
「伝わる英語」を身につけるために必要な土台創り。
前回は、
その土台創りの5つのステップをご紹介しました。
今日はその1、
1. 日本語と英語の構造の違いを理解する
について説明します。
昔、お笑いでこんなのがありました。
確か、タモリのネタだったと思います。
ニューヨーク滞在中の日本人。
出かけるので、タクシーを呼んでもらいたい
で、ホテルマンにこう言います。
日本人: Please call me taxi.
ホテルマン: Hi Mr. Taxi.
日本人: ……。だからぁー、Call me taxi!
ホテルマン:Taxi!
笑っちゃいますが、
これは、重要な問題を物語っています。
日本語では「タクシーを呼んでください」と頼みますが、
Call me taxi. は、
「わたしをタクシーと呼んで」です。
正確には、
「わたし(のため)にタクシーを呼んでください」
と頼みたいわけですね。
ですから、正解はこちら:
Please call a taxi for me.
次の例。
わたしたち、帰宅したら、「ただいま」と言いますね。
英語では
I’m home.
日本語「ただいま」は、「ただいま帰りました」の略です。
「わたしが帰りました」とは言いません。
これらの違い、わかりますか?
つまり、日本語は
主語や目的語が省略できる、あるいは
曖昧なままでも通じる言語なのです。
日本語は、
「状態を表すことで成り立つ言語」と言われています。
一方、英語はより論理的な構造で成り立っています。
主語と述語が必要で、
動詞が入れば必ず目的語が必要になります。
細かいことはさておき、
まずは、
英語と日本語は、構造が違う言語である
ということを押さえてくださいね。
そういうマインドを持つことで、
伝わる英語への気づきが生まれてきます♪
次回も、
英語と日本語の違いについてお伝えします。