伝わる文章:使い分けで上達のコツ
こんにちは。
コムラボの青池ゆかりです。
今日と明日は伝わる文章のお話、
「推量」の言葉の使い分けについてお伝えします。
世の中には、確実性のないことが多いですね。
ですから、推し量る言葉の表現もたくさんあります。
推量の度合いについては、
その人の言語感覚によるところも大きいと考えますが、
日本語としては、一定の決まりがあると考えます。
そこで今日は、
「~ようだ」、「~そうだ」、「~らしい」
の違いについてお伝えします。
1. 「~ようだ」 = 「様」
「このケーキ、まだ生焼けのようだわ」
「よう」は「様」、つまり様子に基づく表現です。
ケーキをいじってみて、焼けてない様子から
「ようだ」という表現になります。
2. 「~そうだ」 = 「相」
「そのケーキ、美味しそうですね」
「そう」は「相」、見た目による推量の表現です。
ケーキが見るからに美味しく見えるので、
おいし「そう」という表現になります。
1.の「よう」も、2.の「そう」も、
感覚や勘による判断によるところが大きいですね。
3. 「~らしい」 = 根拠に基づく
「あのケーキは人気があるらしい」
一方、
「らしい」は、かなり確実な根拠に基づく推量の言葉です。
例えば、
ケーキ屋さんの店先に行列ができているとか、
そのケーキが一日100個売れているとか、
ハッキリとした根拠があることで「らしい」になります。
いかがですか?
「らしい」って、意外と確実な言葉ですね。
根拠もなく「らしい」を使うのは
誤解を招く可能性もありますので、注意しておきましょう。
では、次回もお楽しみに♪
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