伝わる文章:同じ2文字で伝わり方が違うコトバ
こんにちは。
コムラボの青池ゆかりです。
今回は、どちらの言葉を使うかで、
印象が変わる例を考えてみましょう。
原因・理由と結果をつなぐ助詞に、
「から」と「ので」があります。
いずれも、順当な接続の場合に使う表現です(順接)。
しかし、この「から」と「ので」、
読み比べてみると、印象が違います。
A-1. 遅くなったから、そろそろ帰ります。
B-1. 遅くなったので、そろそろ帰ります。
A-2. いま手が離せないから、メールでお願いします。
B-2. いま手が離せないので、メールでお願いします。
いかがですか?
どんな印象の違いを感じましたか?
A.はB.に比べ、「遅くなった」、「手が離せない」ことについて
より断定的な響きがありますね。
ひとりよがりな印象さえ感じます。
一方、B.はA.に比べ、「遅くなった」、「手が離せない」ことについて
より説得力があるように感じます。
このことから考えられることとして、
「から」を使うと、より主観的、
「ので」を使うと、より客観的
そんな印象の違いがあります。
話し言葉の場合、より主観的な言葉が多くなるので、
「から」を使うことが多いですが、
書き言葉の場合、
主観的な「から」よりも、客観的な「ので」を使う方が
説得力がある文章になる場合が多いと考えます。
説得力を考えるなら、客観的な表現を。
「から」より「ので」を使いましょう。
ではまた。
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